失敗しないためのポイント

手術年月とご自分が挿入されたバッグプロテーゼの種類・大きさ(何ccか)・傷の位置・層(大胸筋下層か乳腺下層か)を、できるだけ詳しく覚えておいて下さい。(但し、ご自分が覚えていたバッグと実際に入っているバッグが異なっていたケースや、挿入されたクリニックにお問合せをしても判らないことも実際ありました。)
バッグが破裂・破損した場合や急にバストが痛み出した場合などは、すぐに挿入されたクリニックまたは当院にお越し下さい。緊急抜去が必要な場合があります。
既に破損しているか手術中にバッグが破裂した場合には、内容物を可及的に回収してもらって下さい。また、石灰化が高度に起こっている場合もできるだけ除去してもらって下さい。残存すると感染やしこり形成の原因になることがあります。
シリコンバッグ抜去時に傷やトンネル(剥離創)を限りなく小さくしてもらって下さい。同時手術の場合は特に計画的にしなければ、創からの脂肪の流出やしこり形成が生じやすいので要注意です。
カウンセリングや打合せ、手術とアフターケアは、それらのどの段階でも経験豊富な同一Drに一貫して担当してもらいましょう。
万一しこりが生じた時のアフターケアや、メスを用いずに治療するメニューが豊富かどうかもチェックしましょう。
バッグ抜去後を想定した、または抜去後に生じる左右差を計算に入れた注入デザインをしてもらって下さい。バッグによる皮膚の過伸展のためバッグ挿入前以上に左右差が生じていることもあります。
できるだけ1回の注入でバッグ挿入時のバストサイズが実現できることも重要ですが、万一に備えて生着維持療法や再手術ができるかどうかも重要な要素です。
  1. 当院では上記1〜8全てご確認頂けます。またメニューも充実しております。その他にもご心配な点等がございましたら、お気軽にドクターにご相談ください。

他院様の修正

症例1「他院で起こった被膜拘縮の治療」
高度な被膜拘縮に対して、オープンカプスレクトミーという施術を施した症例です。術前診断はBecker の被膜拘縮分類GradeV(高度)で、非常に稀なケースなのですがインプラント抜去後の漿液貯留によりカプセルを形成し高度な石灰化が起こっていました。貯留漿液を吸引して被膜をまるごと除去しました。

症例2「他院で起こったSub-Q注入後のしこり治療」
ヒアルロン酸(Sub-Q)でもしこりを形成することがあります。指圧すると暫く凹んだままの不自然な形状になることもあり、いずれ吸収されてしまいます。バストの大きさや形を維持しようとしてヒアルロン酸が残存中に脂肪注入をすることを想定すると、今度は脂肪の生着率に影響が出てきます。

症例3「他院で起こったシリコン注入後のしこり治療」
逆になくならない注入物も更に高いリスクを伴うことがあります。
25年以上前に注入されたシリコンを摘出した症例です。向かって左の赤いものは被膜ですが、被膜を破くと一見容積が大きいものが出てきました。この様に被膜が異物を締め上げている様子がよく判ります。


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